pull up one’s socks
ぷる あっぷ わんず そっくす
気を引き締めて取り組む
2022年6月27日(月)読売新聞掲載 特派員直伝とらべる英会話
ニューデリー特派員 浅野友美
<意味や由来をAIに聞いてみた>
「pull up one’s socks(または pull one’s socks up)」は、英語の慣用句で「気を引き締める」「(これまで以上に)頑張る」という意味です。
主に、現在の成績や態度が十分でない人に対して、改善を促す際に使われます。
主な意味
- 気を引き締める・ふんどしを締め直す: 緩んだ気持ちを正し、真剣に取り組む。
- 努力する・奮起する: 今のままでは足りないため、もっとエネルギーを注いで改善を図る。
由来
この表現の由来にはいくつかの説がありますが、共通して「だらしない身なりを整えて準備する」というイメージが根底にあります。
- イギリスの学校生活: かつてイギリスの男子生徒が履いていた長い靴下は、時間が経つとずり落ちて足首に溜まり、だらしなく見えました。教師がこれを注意して「靴下を上げなさい」と言ったことが、身なりだけでなく態度も正せという意味に転じたとされています。
- スポーツや軍隊: 20世紀初頭、靴下を引き上げる動作は競技開始や任務への「準備完了」や「規律」の象徴でした。例えばランナーがレース前に靴下を整える仕草から、本腰を入れるという意味になったという説もあります。
- オーストラリアの囚人説: 釈放された囚人が、足首に残った足枷(あしかせ)の跡を隠して仕事を探すために「靴下を上げろ」と助言されたことに由来するという説もあります。
使い方と注意点
- 目上の人には使わない: 「今の努力では足りない」というニュアンスを含むため、上司や先生に対して使うのは不適切です。親が子供に、あるいは上司が部下に「もっとしっかりしなさい」と叱咤激励する場面でよく使われます。
- 例文: “You need to pull your socks up if you want to pass the exam.”(試験に合格したいなら、もっと気を引き締めて頑張らないといけないよ)
<コラム内に出てくる他の英語表現>
“Pull your socks up!”
「しっかり頑張れ!」
“It’s nothing to get worried about.”
「心配するほどのことじゃないさ」
<知ってひとこと>
この表現を紹介してくれたのは特派員の浅野さん。
初の海外赴任がインドだったという浅野さんが、緊張と不安、好奇心で渦巻いている気持ちを同僚に明かしたところ、言われたフレーズだそうです。
なんか気持ちは分かるような表現ですけど、インドって靴下履いてるイメージがあんまりないような…
まあ、なにはともあれ、新人特派員の浅野さん、頑張ってー!

